
みなさんこんにちは!
エンジニアサードプレイス【ORION】イベント運営サポーターのうまうまです。
本記事は、2026.3.24(火)に開催したテーマ型LT会の振り返り&資料録です。
回数を重ねてきた「テーマ:AI」の勉強会、今月は「個人開発」に取り組んでいるみなさんに登壇いただきました。
LTを踏まえたフリートークの時間も、開発するうえでの具体の相談などで大変盛り上がりました!
お集まりいただきありがとうございました、次回も楽しみです!
会場は渋谷区道玄坂「Hajimari」さま(渋谷DTビル6階)にご提供いただきました。
暖かい雰囲気での楽しいお時間をありがとうございました!!
次回のLT会は4月23日(木)の予定です。
定期的に開催しているLT会ですが、登壇者は有志の方を募っていますので、いつでもお気軽にご参加ください。
「こんなテーマでLTやりたい!」などの提案も随時募集しています!
登壇しようか悩んでいる方も気軽に運営の方にお声掛けいただければテーマや資料作成の相談なども大歓迎です!
ORIONの活動に興味がある方は是非Discordに参加お願いします!
LT会・会場の様子




LTレポート
生成AIコスト削減の工夫 – Cho Hyeongukさん
20260324_生成AIコスト削減のための工夫-1
トップバッターは、AIエージェント開発にガッツリ取り組んでいるCho Hyeongukさん 。
生成AIって便利ですけど、油断すると「え、こんなにかかってたの?」とコストが爆上がりしがちですよね 。そんな切実な悩みを解決する「無駄なトークンを削って賢くモデルを使う」ためのガチなノウハウを伝授してくれました 。
空白や改行を詰めたり、JSONより軽いYAML形式を使ったりして送る量を減らす工夫から、内容に合わせて軽量モデルへ自動で振り分ける「タクシーでコンビニに行かない」的な使い分け術まで、目からウロコな戦略が盛りだくさん !
さらに、共通プロンプトをキャッシュしてコストを最大90%カットする手法など、即戦力な知見も共有されました 。
まずはモニタリングで「どこに課金されているか」を知ることから始めるのが、個人開発を長く楽しく続ける秘訣になりそうです !
一人でAI駆動開発したアプリでマネタイズしないなんてもったいない! – ますさん
ますさん_1人でAI駆動開発したアプリで-マネタイズしないなんてもったいない!-2026.03.24

続いては「結婚式はミラコスタ、新婚旅行はハワイディズニー」🐭ディズニーずくめのエンジニア・ますさんのLT。
アプリ単体の収益化より「資産化」を目指す
個人開発アプリの収益だけで生活するのは至難の業、でも稼げないからと辞めてしまうのはもったいない!と強調するますさん。アプリ単体で直接稼げなくても、作った経験や実績をスキルシートやポートフォリオに落とし込むことで次の案件獲得やキャリアアップ、信頼構築といった「資産」にしっかり繋がるとのこと。(「毎月AIに10万円近く課金している」とのお話がありましたが、AI費をペイできるようになることはAI開発の一つの目標ですよね)
戦略的無料提供でビジネスの起点に
ORIONのアプリもますさんのボランティア開発!これもご自身の次なる目標である「チーム化」に向けた仲間作りや認知拡大のための「戦略的無料提供」なのだとか。「実際に〇〇人が使ってくれた」という実績が、新たな受託開発の声掛けに繋がるそうです。AIを活用して思い立ったらすぐ作り、公開して使ってもらい、次のステップへ繋げる。開発物をどんどん世に出して資産化していきましょう!
現在のクレジットカード業界の不正に対してAIを活用した対策について – 石崎陸斗さん
LT会発表資料-1

ORIONコミュニティスポンサー・ONEWEDGEさんで、エンジニアとして活躍する石崎陸斗さん。少し趣向を変えて、実務のリアルな裏側を共有してくれました。
不正検知AIの難しさとリアルな壁
AI検証の結果としては、これまで見逃していた不正を多く捉えられた一方で、今まで防げていた不正の取りこぼしや正規取引の誤検知も増え、今回のロジックは採用見送りになったそうです。 原因を探ると、表記揺れや予想外の移動など実データならではの生々しい壁により学習データが減ってしまったことが上がりました。
失敗から学ぶ、AI開発に欠かせない視点
今回の結果を踏まえ、AI開発で特に重要だと感じたポイントとして「ドメイン知識(業界特有の知識や手口)の理解」「十分なデータ量の確保」「目的に適したアルゴリズムの選定」を挙げられていました。適切なロジックを人間が検討して、学習に十分な量のデータを渡すことで、AIが活躍できる。最後に「失敗で終わらせず、原因を追求して次の検証に活かせる知見を増やすことが大事」と締めくくってくださった石崎さん。実際の現場でのリアルな失敗談と実践的な学びを共有していただきありがたい限りです。ドメイン知識を貯めた人間の目も鍛えつつ、AI開発を回していきたいですね!
今ほど、プレビュー環境が重要な時代はない – Yoshifumi Kondoさん
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エンジニアマネージャーとして活躍されている近藤さん。
「会社の看板を外した個人開発の文脈だと無防備な気がして緊張する」という人間味あふれる導入に親近感が湧きます。
AI時代のボトルネックは「確認」
AIエージェントの進化により、コードの生成やテスト、プルリクの作成までは超高速で自動化できる時代になりました。しかし、UI/UXや「サービス全体がちゃんと連動して動くか」といった最終的なユーザー体験の確認は、依然として人間の目で判断する必要がある。近藤さんはここを開発のボトルネックと捉え、「人間が確認しやすい状態」までをいかに自動化するかが重要だと語ります。
AI10並列稼働×PRごとのプレビュー環境
そこで編み出した解決策が、AIエージェントを5〜10並列で動かして大量のPRを作らせ、PRごとに「独立したプレビュー環境」を自動で立ち上げる仕組みです。 ローカルでブランチを切り替えてサーバーを立ち上げる手間を省き、ブラウザ上でサクサクと実際の挙動を確認してマージできるとのこと。
AIには「人間が目視確認できるプレビュー環境の用意」まで任せ、人間は「体験のレビュー」に集中する。非常に納得感があると同時に「そういう分担がしたかった!」と思いました(AIにクリエイティブな業務を奪われ煩雑な業務を渡せていない並感)。
一人でできるAI時代のサービス開発 〜非エンジニアのAIリテラシーを上げる〜 – 鈴木修也さん
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最後は、「2週間前にAI(Claude Code)にドハマりしすごい遊んじゃった」という超ホットな状態でご登壇いただいた鈴木さんです!
非エンジニアの友人を「AI使い」に
非エンジニアも(こそ)AIを活用すべきと感じた鈴木さん。営業職のご友人を家に呼び出し業務内容をヒアリング、「アポ電の前に、相手企業のHP情報からAIを使って公式LINEを作る」という仕組みを提案しました。Claude Codeのスキルも渡したことで友人は自らカスタマイズできるようになったとか。「エンジニアじゃなくてもモノが作れる」と言われつつもchat利用ほどには一般化しないAIコーディング、その背中を伴走で強く押されたのですね。
誰でも作れる時代→人間にしか出せない「余白」を
顧客に寄り添った本質的なAI活用を広めたいと語る鈴木さん。非エンジニアでもサービスを作れるようになるこれからの時代、人間が考えた価値をAIが作り提供できる。重要になるのは「人間の価値観や個性」を埋め込む「余白」だといいます。 最後には、会場に向けて「使い方が分からなければ無償で手伝うので、ぜひ相談してください!」と太っ腹すぎる呼びかけも。AIでみんなの人生を豊かにしたいという鈴木さんの熱い想いに、会場全体がポジティブなエネルギーに包まれる素晴らしい締めくくりでした!
今回は5名の登壇をいただきましたが、みなさん面白いLTであっという間のお時間でした。
そのあとのフリートークタイムもピザを囲んで盛り上がり、メモを取りたいくらいにナレッジが飛び交っていました。
AI開発、楽しんでいきましょう!!!!!
さいごに

イベントを主催しているエンジニアコミュニティ【ORION】は、エンジニアのサードプレイスを目指して「仕事」「学び」「遊び」の観点からエンジニア同士が交流できる場を作っているコミュニティです。
今回のようなLT交流会だけではなく、ボードゲーム会やBBQ等の遊びメインのイベントも企画しています。
興味を持った方はお気軽にご参加ください!
オンライン上ではDiscordで交流しています。イベント情報の共有や雑談、読んだ本の共有など、是非こちらもご活用ください!

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